【完全初心者】ボルダリングの始め方
こんにちはタピオカです。
そこで今回は、「ボルダリングってどうやって始めればいいの?」「始めるには何が必要なの?」「そもそも楽しいの?」
そんな疑問に答えていきたいと思います。
私がボルダリングを始めたのが今から約11年前。
当時からすでに人気スポーツでした。
私も学生のころから気になっていたものの田舎の大学で近くにボルダリングジムがなかったのでなかなか踏み込むことができませんでした。
就職を機に上京して通勤経路の途中にボルダリングジムがあることを発見して、一人乗り込んだことを今でも覚えています。
そこからどっぷりはまって週3で通っていました。
まずはボルダリングジムを探す
ボルダリングは個人が自宅で始めるにはかなりハードル高いです。
個人でボルダリングの壁を造るにはそれなりの知識と資金が必要です。
何千万円払ってでも自宅でやりたいというリッチマンなら可能ですが、、、
なのでまずはボルダリング施設を探しましょう。
どんなジムがいいの?
お勧めは距離的に通いやすい所が良いと思います。
もしも選択肢が多い方は、施設の広さ、綺麗さ、料金、駐車場の有無などを甘味して行きたいと思えるところでいいと思います。
なぜこんな当たり前のことを書くかというと、ボルダリングは継続することでどんどん楽しくなるスポーツだからです。
通いやすい(距離・金額・心理面)ということがすごく重要です。
大きくて広い有名なジムがいいんじゃないの?小さい所はなんか怖そうな人しかいなくて入りづらくないの?
と思われるかもしれませんが、個人的にはジムの規模はさほど気にしなくてもよいです。
どちらにもいい面があります。
大きくて有名なところであれば課題(登るコースのこと)もバリエーションが多いし、ビギナーも多くて初心者から上級者までが自分の思うがまま登れます。
しかし、ジムの中でほかの人との交流は生まれにくいという側面もあります。
そういうのを求めてないのであれば全く問題ないです。
逆に小さいジムはアットホームな雰囲気です。
アウェー感があると思うかもしれませんが、常連さんは特に初心者の人に話しかけてくることが多いです。
そこで色々教えてもらえて、仲良くもなるのでさらにボルダリングが楽しくなります。
私は転勤などでいろいろなジムへ行きましたが、小さいジムで常連さんとかとだらだら話しながら登るのが好きでした。
動きやすい服装と少しのお金があればOK
・動きやすい・多少汚れてもいい服、靴下
・お金(初回4000円くらい、次回から2000円くらい)
最低限これでOK
ただしお店でレンタルが必要なもの
・ボルダリングシューズ
・チョーク(滑り止めの粉)
服装のお勧めは伸縮性のあるズボンとTシャツです。
ボルダリングは関節の可動域を最大限に生かすスポーツです。
それを邪魔させないような伸縮性のあるものが良いです。
また、滑り止めのチョークを手につけて登るので汚れます。
そしてお勧めは短パンではなくズボンです。
理由は擦り傷ができるからです。
壁には無数のホールドがあり、ふとした瞬間によくぶつかります。
とは言いつつ最初のうちはそんな難しい所は登らないのでそんなに気にしなくてもよいです。
私は短パンTシャツで寝間着みたいな格好でやってましたが結構擦り傷ができていました。
また、レンタルシューズの場合は靴下が必要です。
ボルダリングシューズは基本的に素足で履く前提で設計されています。
しかしレンタルの場合は衛生面を考慮して靴下必須のお店がほとんどです。
お金は初回4000円くらい必要です。
内訳は、
ジム利用料1500~2500円(ジム・利用時間によって違います)
初回登録料500円~1500円(ジムによって違います)
シューズレンタル約300円
チョークレンタル約150円
結構お金がかかるように見えますがシューズとチョークを自前にすればジム利用料だけでいいので、2回目以降は2000円くらいで利用できます。
また、週に2回以上行くのであればフリーパスを買うほうがお得な場合が多いです。
フリーパスは約10000円/月で行き放題になります。(お店のHPでチェックしてみてください)
お店によっては利用時間で料金が変わるパターンもあります。
1時間・3時間・5時間・1日という具合に分かれていると思います。
最初は1時間~3時間で十分だと思います。
なぜなら初心者は1時間ももたずに腕がパンパンになって何もつかめない状態となります。
私は初めてジムに行った後に絶対続けると思ったので、2回目の時に6か月フリーパスとシューズとチョークを買いました。
そして週3で通い、どっぷりとハマっていきました。
フリーパスさえ買ってしまえばお金がかからないので結構おすすめです。
そこまで続ける自信がない方であればチョークだけ買って持っていくのはありだと思います。
リキッドチョークというのがあって、粉を液体状にしたもので小さいボトルに入っているのもあります。
ボトルに入っているので持ち運びやすいし汚れにくいです。
ボルダリングは多くの成功体験を得られます
楽しいです。ただし個人の意見です。
結局好みではありますが、ボルダリングをやることで生まれるコミュニティだったり、自分の成長や成功体験が得られることが一番の喜びなのかなと思います。
成功体験のことで言えば、課題(登っていくコース)が無数に存在するので自分に合った課題をこなしていくことで常に成功体験を得られるので、毎回気持ちいいです。(変態ではない)
何はともあれやってみて、続けてみて初めて分かることかと思います。
私がこれまで感じてきたボルダリングを始めるメリットについては別の記事でまとめたいと思います。
思い立ったが吉日
ボルダリングに興味はあるけど始めようか迷っているのであれば、「とりあえず始める」が正解だと思います。
敷居は全く高くないです。
好きな時に行って、好きなだけ登って帰る。すごく自由に楽しめるスポーツです。
ほかのスポーツであれば、人数集めとスケジュール調整と場所の予約が必要ですが、そんなこと全く必要ないです。
必要な道具もすごく少ないので準備するものも少ないのもいい所です。(その分道具はこだわりますが)
もしこれからボルダリング続けていきたいなと思った方はぜひシューズを買ってみてください。
さらに楽しくなることでしょう。
初心者のシューズ選びのポイントは別の記事でまとめたいと思います。
【実践】一級建築士製図試験 図面を早く描く5つのコツ
こんにちはタピオカです。
この記事では一級建築士製図試験の作図作業にクローズアップして、いかに早く正確に図面を描いていくかのアイディアを私の実体験をもとに書いていきたいと思います。
図面の描き方は人それぞれ自分の手法みたいなものを持っているように思います。
ですので最終的には自分の手法を作り上げていただきたいなと思います。
図面を早く描く5つのコツ
1.道具を工夫する
2.消しゴムを使わない
3.すべての図面は同時に描く
4.手書き率を上げる
5.植栽を定規で描く
1.道具を工夫する
図面を描くうえで一番重要と言ってもよいのが道具です。
基本的には使い慣れたものが良いかと思います。
皆さん製図版、勾配定規、製図用シャーペン、消しゴム等揃えていることでしょう。
なので私からはちょっとした工夫でスピードアップできるアイテムを2つ紹介します。
1つ目はノック式消しゴムです。
私も製図試験の時はこのノック式消しゴム多用していました。(ほんとは多用するようではいけないですが)
このノック式消しゴムの何がいいかというと、それは「細かいところが消せる」です。
学校で教わるのは、「字消し版を当ててその上から消しゴムで消す」だったと思うのですが、正直めんどいです。
字消し版が製図版の磁石によってくっつき剥すのにイライラします。
ノック式消しゴムであればペンのように消せるし、消しゴムの角が平らになりにくいので細かいところをサクッと消せます。
筆箱にも入れやすいのでそのあたりもいい所。
2つ目は0.4㎜の製図用シャープペンシルです。
0.3㎜で中心線や家具を描いて0.5㎜で躯体を描いていくという人が多いのではないでしょうか。
細い線と太い線をメリハリつけて使い分けるときれいな図面になりますよね。
ただ、試験本番は丁寧に作図する時間をくれません。
そこで私は0.4㎜のシャープペンシル1本で描いていました。
使い方としては、弱めで描いたら0.3㎜になり、強めに描いたら0.5㎜になる。です。
ペンをいちいち持ち替えなくていいのでサクサク描けます。
あんまりやってる人いなかったですけどお勧めです。
2.消しゴムを使わない
消しゴムを使うということは線だけでなく時間も消えていきます。
消しゴムを使った分だけ時間が無くなったと思ってください。
そんなこと言ったって消しゴム使うじゃんって感じですが、実際使います。
ただし使うタイミングを最小限にしてください。
なので、初めから消すとわかっている線は描かない描き方をしてください。
例えば、平面上にある開口部のところ。
私は製図の練習し始めたころは、開口部のある場所でもいったん壁の線をつなげて一直線に描いてから消しゴムで消していました。
それを、壁を描く前にあらかじめ開口部位置に印をつけてから、開口部に壁の線を描かないようにしたらかなり時短になりました。
下書き描きなさいみたいな指導もあるかもしれませんが、感覚をつかんできたらできるだけ無駄な線を描かないようにしてください。
3.すべての図面は同時に描く
人間は同じ作業を繰り返す方が効率がいいです。
なので、中心線を描くときはすべての階の中心線を、壁を描くときすべての図面の壁を、建具を描くときはすべての図面の建具を。
これに関しては当たり前の話ではあるのですが、集中していると変なところにこだわりだしていつの間にかひとつの図面ばかり描いていたなんて事があります。
無意識であるあるです。
4.手書き率を上げる
極論。手書き最強です。人類最速手法です。
とは言いつつなかなか難しいので、手書きでも問題ない所を自分なりに見つけてください。
私は建具などの開口部のや家具は手書きに徹していました。
半円とか描くテンプレートが嫌いだったのもありますが、、、
5.植栽を定規で描く
4番の項目で手書きで描け言っといて定規使えってどういうことやごるぁって思うかもしれませんが、植栽に関しては定規のほうが早いです。
どうやって書くかというと文章じゃ伝えられないのでイラストで。
こんな感じです。
定規は動かさず直線の途中で寄り道して心電図みたいな感じでペン先をピッと上にあげながら進んでいけばよいです。
これで描くと早いだけでなく見栄えもよいです。
図面の中の植栽がきれいに描けているとなぜか図面全体が良く描けている様に見えます。
なぜそうなのかは説明できませんが、「やってる感」出したいときは植栽です。
これは試験以外の他の場面でも使えます。
まとめ
以上が図面を早く描く5つのコツでした。
結構普通なことを書ている、もしくはそんなことで時短になるのかよって思われたかもしれません。
しかし、製図試験の準備は3か月の短期決戦(初年度は)なので、これらのことに気付くのが試験直前なんてこともあります。
逆に言えば最初からこれらのコツに気が付いていたら上達は劇的に早いです。
私は試験直前まで時間通りに図面描けなかったので、こういう事を教えてくれる人がいればよかったのにと思っていました。
私が製図試験に挑んだ時のことも記事にしているので、そちらも参考にしていただければと思います。
【体験談】一級建築士製図試験に挑んだ話
こんにちはタピオカです。
今回は私が以前挑戦した一級建築士製図試験の体験談を書いていこうと思います。
これから製図試験に挑戦する方の参考になればと思います。
一級建築士試験は学科試験+製図試験の2段階構成の試験です。
学科試験を合格した者だけが製図試験に3年間受験できる資格が与えられます。
つまり製図試験のチャンスは3回です。(3回落ちると学科試験からスタートです)
過酷な試験ですが、その分乗り越えた時の喜びはひとしおです。
学科試験は独学でも十分合格可能ですが製図試験を独学で合格するのは至難の業です。
そのことについても記事を書いていますので気になる方はぜひ。
学科試験終了直後
多くの受験生は学科試験終了後に自己採点を行って合否の判断をします。
これは学科試験と製図試験の日程間隔が3か月しかないのに、学科試験の合格発表が製図試験の1か月前になってしまうからです。
少しでも製図試験の準備期間を長くするためにほとんどの人は自己採点します。
当時、独学で学科試験に挑戦した私は、例外なく学科試験から帰宅後に自己採点して合格安全圏の点数だったことを確認しました。
学科試験を独学で挑んだ話は過去の記事をご覧ください。
合格を確信した瞬間、部屋で一人ガッツポーズしたこと今でも覚えています。
そして少し冷静になってから、予備校について調べ始めました。
その後、大手資格学校のS資格・N学院の営業の方と会ってカリキュラムや授業料について説明を受けました。
そしてそのうちの一校に入学しました。
その予備校を選んだ理由は3つ。
・料金が安かったから(それでもトータル35万円くらい)
・家から近くて無料駐車場があったから
・選ばなかった予備校の営業の人の前歯が2本無かったから
予備校に通うようになって、「家から近くて無料駐車場がある」ことがすごい良かったなと思いました。
製図試験は製図版を初め製図道具が結構なボリュームになります。場所によっては製図版担いでバス乗って電車乗って往復3時間なんて時間と体力の無駄ですよね。
私は自分を追い込む意味も込めて試験受かる前に車買いました。
車で行ける近い予備校を選んで、時間と体力のロスを減らし、製図の勉強に注力しました。
予備校入学
その予備校は家から車で15分の田舎にある学校でした。
市街地にも同じ予備校があったのですが近いほうがメリットでかいなーって思ってこっちに。
都会のほうの予備校であれば受験年度によってクラス分けされています。
製図試験は3年受験資格が与えられるので、1年目の人のクラス・2年目のクラス・3年目のクラスという風に分かれます。
しかし私の通った予備校は人数が少なくて、1年目・2年目・3年目の人が1クラスにまとめられていました。
同じカリキュラムで進んでよいのだろうかとも思ったのですが、結果的にさほどの問題はありませんでした。
結局のところ、合格までの学習プロセスは決まっていて、それをこなせれるようになればあとは本番が勝負!みたいな感じです。
製図試験に必要な製図道具を揃えて、ここから週に1回・約3か月の通学が始まりました。
入学直後の絶望
予備校ではまず大まかな学習プログラムの説明があり、この時期にはこれをやって、この時期にはこれくらいできていてね。
というような説明です。
そして本格的に授業がスタートしていくのですが、まず最初にやったのは図面のトレースです。
試験では平面図×3・断面図×1・基礎伏図×1を3時間以内で描かなければいけません。(これは課題にもよりますし、時間配分に決まりはないので大体の目安です。)
最初の課題は例題の完成図面を別の用紙に写し取るものでした。
私の場合、このトレース課題に15時間かかりました。
3時間で描けって言われた図面に15時間、、、5倍、、、腕が10本必要です。阿修羅様でも無理。
ただしこれにはカラクリがあって、トレースは手本を見ながら描き写すので、
手本を見る→覚える→用紙に描く→手本を見て確認する
という作業を繰り返さなくてはいけないので時間がかかります。
ただし実際の試験の時は、自分の頭の中にプランができているので、手本を見る・覚える・手本を見て確認するという作業は省かれます。
というのは後になって分かったことなので、当時の私は3時間で描くなんて絶対無理!なんだこの試験は!ふざけんな!って思ってました。
さらには同じクラスに2年目・3年目の人たちがすらすらとすごいスピードで描いているので、今年は受からないなと、、、
試行錯誤
絶望しててもしょうがないのでいろいろ考えながら描いてく必要があります。
どう描いたら早くなるのか、コツみたいなものを探しながら練習していました。
会社の先輩に結構アドバイスをもらって、この部分は定規で描いて、この部分は手書きで割り切っていいとか、この文房具がいいよとか。
この辺の図面を早く描くコツは別記事にまとめます。
図面に関しては本当に慣れるしかないです。
逆に言えば、慣れれば描けます。絶対描けるようなります。
覚醒
私が覚醒したのは試験2週間前のこと。
予備校で模擬試験があり、時間ギリギリではあったものの初めて時間内に描き切ることができました。
これはこれまでの試行錯誤と慣れによるものだとは思うのですが、なぜかその模擬のあとの作図は結構余裕で描けるようになっていました。
おそらく自分の中で作図手法みたいなものが確立されたんだなと実感しました。
とはいえ試験まで2週間、、、
試験当日
独特な緊張感に包まれた会場。
もはややりきることだけに集中。
アドレナリン出まくりです。
この日なぜかめちゃくちゃ調子が良かったです。
エスキス(プランの下書き)が想定時間の半分で出来てしまったので、作図の時間に余裕が出ました。
ただし、アドレナリン出まくりなので筆圧が強くなってしまって結構濃いめの図面に。
おそらくこの辺のコントロールできる余裕のある人はいないと思います。気にしなくてよいです。
試験終了20分前に駐車場の大きさを間違えていることに気づいて、冷や汗3リットル出たことは今でも忘れません。
何とか修正したものの、駐車場の端っこに庇の柱が食い込んだのはご愛敬。
試験結果と運ゲー
試験結果は2か月後にインターネットで実名発表されます。
発表当日は仕事が忙しくて他の人が結果を見て合格を知りました。
製図試験は以前の記事でも書いたように、「正解が無限にある試験」になっています。
そういう試験の採点方法を完全に定型化することは不可能だと思っています。
なので運要素が入ってきます。
もちろん描き切る実力は必要です。
ただし当日の調子によっては、プランの組み立てがパズルがはまるようにパッチっとうまくいく時もあれば、何回やってもうまくいかず最後までボタンのかけ違いみたいなことも起きます。
ここで運を引き寄せるためのアドバイス。
「いっぱい練習して絶対受かるという自信をつけること」
これに尽きるかな。
自信をつけることで、ポジティブに試験に挑めるし心の余裕もできるので間違いに気づきやすくなると思います。
まとめ
ここまで私の製図試験の経験談を書かせていただきました。
今後、製図試験に挑む方の参考になればよいと思います。
そしてポジティブに受験勉強に励んでもらいたいと思います。
勉強のやり始めはどうしても不安で自信を無くすかもしれないけど、自分を信じて進むしかないですね。何事も。
この記事をご覧になった方で「自分も一級建築士です」という方がおられたらコメントいただけるとありがたいです。
【比較】資格を持つメリットとデメリット
こんにちはタピオカです。
今回は、資格を取りたいと思っている、取らなければいけないという方へ向けて、資格を取るメリットデメリットを記してきたいと思います。
私自身、一級建築士をはじめいくつかの資格を持っています。
その経験を踏まえ、資格を持つ意義を私なりに書いていきたいと思います。
この記事を通じて今後資格を取る予定の方、すでに持っている方が資格について考えるきっかけになればと思います。
資格といっても色々な種類があってそれによっても存在意義みたいなものが違ってくるかと思います。
国家資格などの仕事に直結する資格、検定系の趣味寄りの資格などあるかと思いますが、この記事では主に仕事に直結するような資格について書いていきます。
資格を持つ3つのメリット
・社会的ステータス
・権限が得られる
・専門知識を習得できる
■社会的ステータス
資格の難易度が上がればそれだけネームバリューは増します。
誰もが憧れる高収入の職業につけるかもしれません。
その分社会からの信頼も得られるのではないでしょうか。
「私は弁護士です」とか言われるとすげーってなりますもんね。
資格を取ったら合コンなどで大いに自慢しましょう。
有名な資格であればあるほどモテるでしょう。
■権限が得られる
資格がないとできない作業や手続きができるようになります。
それが職業に関係していれば、資格のある人とない人では就職や転職が有利になるでしょうし。
会社内での出世にも影響することでしょう。
■専門知識を習得できる
これに関しては若干資格の有無の話とずれるかもしれませんが、資格があれば公に知識を認めてもらったということになります。
資格を取るためには相応の学習が必要になります。
そして公に認めてもらえるだけの知識を習得する必要があります。
十分専門的な知識を習得しているという基準になります。
資格を持つ3つのデメリット
・ランニングコストがかかる
・犯罪者になる可能性がある
・偏見が付きまとう
実はこの記事を書くにあたり一番伝えたかったことはこのデメリットに関してです。
メリットのことは、まあ当然だよねという内容なのですが、デメリットについては意外に考えてなかったりします。
■ランニングコストがかかる
資格はイニシャルコスト(受験料や受験勉強)は当然必要なのですが、実はランニングコストもかかってきます。
資格にもよりますが数年に一度更新があると思います。
その際に講習を受けるのコストが必要です。
会社勤めで、その資格が会社で公に認められているものであれば受講料など出してもらえるとは思うのですが、フリーの方や会社が認めていない資格であればそうはいかないです。
更新が面倒でせっかくとった資格が失効していく方も結構います。
だったら最初から必要じゃなかったんじゃないかなと個人的には思ってしまいます。
■犯罪者になる可能性がある
資格があるということはその資格にも法律が設定されています。
その法律を守らなければ当然法律違反ということになってしまいます。
身近な話では、運転免許証も道路交通法を守らないと逮捕されますよね。
つまり資格を取った時点で自分が守らなければいけない法律が増えるということです。
私が建築を学んでいた学生の頃、「耐震強度偽装事件」というのがありました。
建物の建設コストを抑えるために、構造計算書を偽装し建物に必要な強度を確保しなかったのです。
これは人命にかかわるかなり悪質な事例です。
その頃の私は一級建築士になることを目指す学生の一人でした。
資格を持つことは犯罪者にもなる可能性があるのだなと、このニュースで実感したのを覚えています。
■偏見が付きまとう
資格にはある程度イメージが定着しています。
頭がいい、お金持ち、おしゃれ、権力がある、、、それは資格によって様々です。
例えば私の場合一級建築士ですと言うとよく言われるのが、
頭いい、エリート、シュッとしている、家造ってほしい、丸い筒背負って仕事している、、、
これ全部当てはまりません。
実際は、頭いいのではなく試験に受かる根性があっただけだし、ただのサラリーマンなのでほかの職種より給料高いわけでもないし、太ってるやつもいてみんなシュッとしてるわけではないし、家設計したことないし、図面はほぼデータ管理しているので丸い筒にでかい図面入れて運ばないです。
定期的にドラマに出てくる建築士のイメージが強すぎます。
なので変にハードルが上がります。
建設業の中では有名な格言みたいなのがあって、
「一級建築士は足の裏についた米粒だ」
と言われています。
その心は、
「取らないと気持ち悪いけど、取っても食えない」
だそうです。うまい!
これはおそらく他の資格でも当てはまるものあるのではないでしょうか。
まとめ
結局のところ、どんな資格を持っていようがその資格を活かせないと意味はないし、資格がなくても自分のやり遂げたいことを実現している人もいます。
資格を取ることを人生の目的にするのではなく、人生の目的のために資格を取ることを考えてほしい。
とは言いつつ、資格取得やその過程で得られる知識は決して無駄なものではないです。
資格を持つことは十分誇れることだと思います。
気になった資格にじゃんじゃん挑んで新しい自分を発見するのもありかもね。
この記事が資格を取ることの意義を考えるきっかけになればいいな。
ちなみに私が一級建築士に独学で挑んだ経験を元にした記事も書いています。
良かったら読んでください。
【比較】一級建築士試験に独学で挑むメリットとデメリット
こんにちはタピオカです。
この記事では一級建築士試験に挑戦している方、これから挑戦する方へ向けて「独学で挑むメリットとデメリット」について記していきます。
私自身は9年前の一級建築士試験に合格しています。
その時は1次試験(学科試験)を独学、2次試験を予備校に通い合格しました。
当時私がどのような勉強をしていたかは過去の記事でまとめていますのでそちらをご覧ください。
私は学科試験を独学で挑んでよかったと思っています。
一級建築士試験に独学で挑む3つのメリット
・金銭面
・効率の良いスケジュール管理が可能
・移動時間がない
■金銭面
独学で挑む最大のメリットはまさにお金です。
すでに予備校などに通われている方も、これから通おうか迷っている方も、独学で挑むことを考える最大の理由がお金のことだと思います。
私もそうでした。
私の場合は3年独学で受験してだめだったら予備校に通おうと決めていたので、独学で受かればラッキーって感じで勉強をはじめました。
予備校に通う場合その学校やプログラム形態にもよりますが、おおよそ学科試験だけで40万円~50万円の費用が必要になります。
学科試験対策期間が仮に8か月くらいだとしても毎月6万円くらいの費用を払う必要があります。
また、学校への移動費用(バス・電車・駐車場代)も発生します。
20代の若い方であれば手取りもそれほど多くないでしょうし、大学の奨学金返済に追われている方もおられます。
そんな中でのこの金額はかなりきついです、、、
毎年試験落ちて毎年予備校に通っていた人も結構多くて、トータル200万円支払っているとか普通にいます。
それって金銭感覚麻痺してないですかね?麻痺してるよね?、、、って当時は気づかないものです。
そして30代・40代の方でもご家族の協力無しではかなり厳しい金額です。
独学であれば教材の代金だけでよいので、3万円くらいあれば事足ります。
私の場合は大学の先輩から教材もらったので教材代は0円でした。
ただし、家で勉強するのが嫌だったのでファミレスやカフェに入り浸っていたのでそれなりにお金使ってしまったかもしれません、、、
■効率の良いスケジュール管理が可能
自分でスケジュール管理ができます。
ここでいうスケジュールというのは学習のカリキュラムを自分で設定できるという意味です。
予備校であれば、今週はこの教科のこの部分という風に学習する部分が決まっています。
独学であれば、自分で好きなところを勉強できます。
もともと習得している部分を改めて授業を受けるのって無駄ですよね。
逆にやってほしい授業をやってほしいタイミングで受けられないのはモヤモヤしたりすると思います。
試験は基本的に記憶することと慣れることでほとんど攻略できます。
ぶっちゃけ参考書を読み込めば理解できますし、記憶できれば問題は解けます。
であれば、自分の好きなタイミングで不得意な部分を集中的に補っていくほうが効率よく勉強できます。
また参考書などをバーッと全部眺めて学習の全体ボリュームを初めにつかんでおけば、プランも立てやすいですよね。
■移動時間がない
これは割と盲点だと思うのですが、移動時間って意外に多くて無駄です。
例えば家から学校まで30分だったとしても、出かける準備やコンビニに寄り道したりと以外に時間ロスしていて、おそらく往復で3時間くらいロスしていると思います。
そのロス時間をなくすことができれば、
勉強の時間を増やすこともできるし
睡眠時間を増やすこともできるし
テレビを観る時間も増やせます。
私も休日は睡眠時間をしっかり確保して体力充電していました。
受験には体調管理も重要なので、時間に余裕ができれば無理をしないスケジュール管理もできてくると思います。
一級建築士試験に独学で挑む3つのデメリット
・教材選び
・スケジュール管理を維持するメンタルが必要
・わからない問題でつまずく
■教材不足
ここからは独学で挑む際のデメリットを記していきます。
まずは教材選びです。
独学で挑むには自分で教材を用意しなければいけません。
市販のものでよさそうなものを本屋とかインターネットで調べて購入することになると思うのですが、実際にその教材が自分にとって有益なものかどうかは学習を進めていかないとわかりません。
もしかしたら半年くらい学習を進めた段階でやっぱりこの教材いまいちだなーとか、試験終わったときに全然対策できてなかったじゃん!てなことになりかねません、、、
私のお勧め教材は大手予備校が発行してる教材です。
理由は「実績があるから」
一級建築士の合格者のほとんどが大手予備校へ通っています。(N学院・S資格が大半)
それだけの実績とノウハウがありますからもちろん教材もわかりやすくまとまっているように思います。
できれば予備校に通っていた方に教材を譲ってもらうのが手っ取り早いです。
■スケジュール管理を維持するメンタルが必要
独学で学習する場合、スケジュール管理と毎日勉強するモチベーションが必要です。
予備校では実績あるカリキュラムに則って授業が進められていき、授業の日は強制的に学習することになりますが、独学では自分で試験までの学習予定を立てて実行していく必要があります。
それなりに不安なので少しでも安心して学習したい人は予備校に行ったほうがいいと思います。
ただ個人的にはこのメンタルの部分に関して言えば、予備校に行こうが独学だろうが学習を続けていくメンタルは必要なので、さほどのデメリットではないと思っています。
予備校に行っていて合格した人のほとんどは授業以外でもかなり自習しています。
合格するために必要な学習時間は800時間必要と言われていますが、予備校に行っていたとしても大半は自習時間のはずです。
つまり、強制的に授業や宿題がありそのレールに乗って自習するか、自分で決めたスケジュールと学習内容で自習するかの違いくらいです。
みんな予備校に行ってるから行かないと受からないという固定概念的なものに縛られているだけです。
■わからない問題でつまずく
これはデメリットというより「不安」と表現したほうがいいかもしれません。
私の場合わからない問題にぶつかったら、何回も参考書を読み込んでヒントを探して解決しました。
しかし、それでもわからない問題は出てきます。
その時はプライドを捨てて会社の同僚に聞いたり、ネットで調べたりしていました。
結構それで解決していました。
もちろん予備校に通って講師に直接聞けばわかりやすく教えてもらえると思いますので、独学は時間と粘り強さが必要になります。
まあその分、理解度は深くなりますけど。
まとめ
ここまで一級建築士試験に独学で挑むメリットとデメリットを記してきました。
この内容をどう捉えるかはそれぞれと思います。
私的にはモチベーションの維持に不安があるとか自分のスケジュール管理に不安があるというのであれば予備校に通えばよいと思います。
ただ、メンタルの問題を解決できれば独学でも十分学科試験の合格は可能だと思いますし、金銭的にもメリットは大きいです。
結局は私の成功体験を書いているだけなので、すべての人にとって当てはまる内容だったかわかりません。
結局は結果論なのです。
資格試験も結果が重要で、学習過程に価値があるとかいう人もいると思いますが、資格が欲しくて努力するのだから受からなければ意味がないと私は思っています。
だからこそ自分が合格まで頑張れるプロセスを自分で選んで進んでいくことが重要なのだと思います。
私の経験が少しでも誰かの役に立ちますように。
【実践】一級建築士の学科試験に独学で受かる方法(後編)
こんにちはタピオカです。
前回の記事では私が合格した一級建築士試験の前年度までに実践した勉強法と分析を行いました。
この記事では合格した年の私の勉強方法をご紹介したいと思います。
合格までの正解率1割を伸ばすことが本当の戦いです
前回の記事はこんな風に締めました。
基礎問題+運で取れる点数ってそこそこ高いのですが、そこから合格までにはあと正解率を1割上げなければいけません。
合格してみて初めて気が付いたのですが、その合格までの1割が果てしなく遠かったです。
仕事柄受験される方は周りに大勢いるのですが、不合格になる方はあと10点前後足りないという方最も多いです。
そこで私の仮説ですが、みんな実は同じような点数で落ちているのではないかと、、、
そして合格者と不合格者の間には簡単に超えられそうで超えられない壁があるのでは、、、と。
なので合格した年は早めの準備を開始しました。
一級建築士合格の勉強法
■合格年度の試験までのスケジュール
12月(試験前年) 法令集の線引き
12月末~2月末 参考書の読み込み(前年の復習)
3月~ゴールデンウィーク 法規の問題集全問
ゴールデンウィーク~6月中旬 計画・環境設備・構造・施工の問題集全問
6月中旬か~7月初旬 すべての教科の問題集の間違えた問題をもう1、2回やる
7月初旬~試験 問題集の解説をひたすら読む
前年引き続き参考書の読み込みに2か月かかりました。
そして法規にかける時間がかなり多いです。
私的には一級建築士学科試験のカギを握るのがまさに法規だと思っています。
■カギは法規
・問題を解くのに慣れるまで時間がかかる
・法令集を使いこなせるようになれば確実に満点とれる
とにかくめんどくさいです。
国語辞典みたいな分厚い法令集を試験時に持ち込んでもよいとはいえ、使いこなせないと意味がありません。
かといってすべて暗記することは不可能です。
なのでとにかく使うことに慣れる必要があります。
私の場合、最初1問解くのに30分くらいかかっていたような気がします。
どこを探しても法令集の中に条文が見つからずイライラしながら問題を地道に解いていました。
これに関しては時間はかかりますが地道に問題を解いていきながら慣れるしかありません。
ただし、慣れれば最強です。
なぜ最強かというと、問題の答えがすべて法令集の中にあるからです。
条文さえ見つけてしまえば満点とれます。
実際に私も満点とはいかなかったですが間違えたのは1問だけだったと思います。
法規の勉強は正直超絶めんどくさいですが、合格と不合格の差は間違いなくここなのかなと思います。
不合格者の話を聞くと30問中正解が20問くらいの人が多いです。
やっぱりめんどくさいことってみんなやりたくないから、やった人が頭ひとつ抜けるのでしょう。
私は総合資格発行の法令集を使っていました。
理由は本の形がめくりやすい+カバンに入れやすいからです。
A4サイズになっているのでその他の教科書や書類と一緒に入れてもぐちゃぐちゃにならないです。
法令集は毎年新しいのが出るのでなるべく最新のものを購入することをお勧めします。
他の教科も気を抜かないでね
法規はカギとはいえほかの教科もしっかり問題集解いて問題を解くことに慣れてください。
そして必死に記憶してください。
私の場合はわからなかった問題はすべてチェックし、もう1週問題集やりました。
さらにわからなかったものはもう1週。
参考書の読み込みで大体の内容は理解しているので、記憶しながら参考書と問題集を見比べて進んでください。
構造や環境の問題はわからないこともあると思いますが、何回も参考書に戻って記憶しながら問題を解いてください。
私の場合、計画は簡単だから大丈夫だろうと思ってそんなに勉強していなかったら結構やばかったです、、、
問題集の解説集は終盤最強の参考書となる
参考書の大まかな内容がわかっていれば、問題集の解説集は最強にまとまった参考書でありメモです。
試験前の2週間くらいはずっと解説集を読み込んでいますした。
かなりおすすめです。
ただし、ある程度勉強ができていないと解説集すら理解できないので、最初から解説集で勉強するのはおすすめしません。
勉強時間について
ここまで大まかな勉強内容を書きましたが、だらだらやってもこれだけの勉強をこなすことは困難だと思います。
私の場合は、移動中やごはん屋さんでの待ち時間なども常に参考書を読んでいました。
休みの日は朝から晩までファミレス・カフェ・図書館に引きこもって勉強していたので、休日は1日12時間学習。
平日は試験2か月前くらいから帰宅後にも勉強するようにしました。
帰宅後にお風呂とかご飯食べたりして、22時、23時から2時、3時くらいまで勉強して仕事行く生活でした。
一般的に合格までに800時間の学習が必要だと言われています。
確かにこの年の私はそのくらいの学習時間だったと思います。(カウントしていく余裕なんてないですが)
なかなか自分を追い込んでいくことは難しいですし、かといって身体を壊してもだめだし、その辺のコントロールは正直その人の性格にもよるのかと思います。
私はこの年にすべてをかける想いで挑んだので割と強いモチベーションを保っていたのですが、その分身体はしんどかったみたいで終盤はふらふらしてました。
ぶっ倒れなくてほんとによかったです。
結果論ですが、独学でやってよかったなと思います。
その辺についてはまた別の記事で、資格学校へ行くことと独学での学習の比較みたいなのをやりたいと思っています。
まとめ
前後編で一級建築士試験(学科試験)に独学で受かった方法を記してきましたが、これはあくまでも私が実践した方法です。
今後独学で学科試験に挑みたいという方が私の経験から何かしらのヒントを得て、良い方向に進んでいただければと願っています。
建設業の方はハートが強い方も多いと思いますが身体は正直なので、くれぐれもお身体だけは大切に。
【実践】一級建築士の学科試験に独学で受かる方法(前編)
こんにちはタピオカです。
前回の記事では一級建築士試験に独学で受かるかどうかについて書かせていただきました。
この記事では私が実践して実際、学科試験に合格した独学勉強法を書いていきます。
書いてみると結構長くなってしまったので前後編の編成とさせていただきました。
ただし私が受かったのは9年前になりますので、一部古い情報となるかもしれません。
独学を実践する本質は変わらないと思いますので細かいことは気にしないでください。
一級建築士合格2年前(受験初年度)
ノー勉です。
出鼻をくじいちゃいましたね。
ごめんなさいとしか言いようがありません。
この時新入社員で会社に慣れることで精一杯でした。
ただ、試験だけはどんな感じか知りたくて受けには行きました。
会場の空気が肌にぶっ刺さるくらいのピリつき具合で、遠足気分で来たことを後悔、、、
みんな人生かけて受験しているのでそりゃそうだ。
試験結果は言うまでもなく不合格。ぶっちぎりの不合格です。
もはや問題の意味すら分からず鉛筆転がして終わりです。
一級建築士合格1年前
大学の先輩が一級建築士試験に合格したということで「参考書と問題集いらない?」
と連絡をいただきましてありがたく頂戴しました。それが4月末です。
そして結局勉強始めたのがゴールデンウィークくらいからです。
試験が7月末なので3か月切っています。
正直この時点では、「今年は無理だな」とあきらめていたので
来年の試験のために勉強しようっと割り切っていました。
この年実践したことは2つです。
・参考書の内容を理解すること
・基礎問題を解くこと
以上です。
先輩がくれた参考書と問題集というのが某大手資格学校のものです。
私が入手したのはすでに1年前のものでしたが、1年で内容が大きく変わることはありません。
変わったとしても法規の内容が1か所か2か所変わるかどうかなので、去年の教材でも問題ありません。
某大手資格学校の教材は市販のものに比べわりと詳しく、そしてわかりやすくまとまっていると思います。
しかし入手できなければ市販のものでも対応できます。
なるべく詳しい内容が書かれているほうが良いと思います。
■参考書の内容を理解する
まず参考書をひたすら読み込みました。
通勤電車の中、ごはん屋さんの待ち時間、喫茶店・カフェなどで
そこそこ厚みのある参考書5教科分を人目も気にせず読んでました。
読み進める上でのポイントは
・全体のボリュームを把握すること
・記憶するのではなく理解すること
勉強しなければいけないボリュームを把握することで、自分が立ち向かう敵(一級建築士試験)がどういう敵かを理解してください。
敵がいかに強敵か理解できると思います。
そして記憶するのではなく理解すること。
全体のボリュームを把握した時点で敵の強さに絶望します。
なので記憶することはあきらめて理解することに徹してください。
記憶しようとするとどうしても時間が必要となるため、膨大な情報量を処理していくには非効率だと思います。
記憶していく作業はまた必要となってきますが、まずは内容を理解していないと記憶するにもしんどいです。
ちなみに私が5教科分の参考書を、理解しながら読み切るのに2か月かかりました。
わからないところは何度も参考書を戻って読んでいけばどこかにヒントがあるので、何回も戻って読んでいれば結果的に自分の理解度が低い部分は何度も読み込むことになります。
■基礎問題を解く
私の場合、上記のように試験まで3か月切った状態にもかかわらず参考書を2か月かけて読んでいたので、試験まで残り1か月切っていました。
この年は受からなくてもいいと思っていたのでその辺は気にしない。
とにかく時間がなかったので先輩にもらった参考書の中に、資格学校で初期に配られたであろう基礎問題のプリントがあったのでそれをやりました。
というかそれしかできませんでした、、、
ただし、基礎問題だけはそれなりに頭に入れておこうと思って結構ちゃんとやったと思います。
基礎問題に関しては市販の問題集で十分だと思います。むしろ市販の問題集は基礎問題くらいしか載っていないものも多いです。
というか私の場合時間がなかったのでこんなことしているだけで、時間がある人はこんなことしなくても分厚い問題集ガンガン進めていけばよいと思います。
試験結果
不合格。
合格まで7、8点くらい足りなかったです。
逆に言えばあと8点あれば合格でした。
この時、すげー俺天才!とか思ったのですが実はそんなことは無くて、基礎的なことを理解していて少しの運があればこれくらいの点数は取れます。
なぜここまで健闘できたのか
この試験は全問題の7割くらいの正解率でギリ合格します。
問題数が125問なので90点くらいが合格点になります。(相対評価なので毎年合格点は変動します)
そしてこの試験問題の約半分は基礎問題や過去問題とほぼ同じです。
さらにこの試験は4択のマークシート式なので鉛筆転がしても25%は正解します。
つまりは基礎問題を完璧に解いて残りを鉛筆転がせば約6割正解します。
この年の私の結果は運も付いて来てそういう状態だったのです。
じゃあ、あと正解率1割を上げれば合格だから来年は余裕だな、、、なんてことは、、、ありませんでした。
合格までの正解率1割を伸ばすことが本当の戦いです
ここまで読んでくださってありがとうございます。
そしてだらだらと引っ張ってすみません。
本題は正直ここからです。
後編に続く、、、