タピオカメモ

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【比較】一級建築士試験に独学で挑むメリットとデメリット

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こんにちはタピオカです。
この記事では一級建築士試験に挑戦している方、これから挑戦する方へ向けて「独学で挑むメリットとデメリット」について記していきます。
 
 
私自身は9年前の一級建築士試験に合格しています。
その時は1次試験(学科試験)を独学、2次試験を予備校に通い合格しました。
学科試験を独学で受かる人はそれほど多くはないと思いますが、十分合格可能だと思います。 

tapiokamemo.hatenablog.jp

 

 

当時私がどのような勉強をしていたかは過去の記事でまとめていますのでそちらをご覧ください。
私は学科試験を独学で挑んでよかったと思っています。
 

一級建築士試験に独学で挑む3つのメリット

・金銭面
・効率の良いスケジュール管理が可能
・移動時間がない
 
■金銭面
独学で挑む最大のメリットはまさにお金です。
すでに予備校などに通われている方も、これから通おうか迷っている方も、独学で挑むことを考える最大の理由がお金のことだと思います。
私もそうでした。
私の場合は3年独学で受験してだめだったら予備校に通おうと決めていたので、独学で受かればラッキーって感じで勉強をはじめました。
 
予備校に通う場合その学校やプログラム形態にもよりますが、おおよそ学科試験だけで40万円~50万円の費用が必要になります。
学科試験対策期間が仮に8か月くらいだとしても毎月6万円くらいの費用を払う必要があります。
また、学校への移動費用(バス・電車・駐車場代)も発生します。
20代の若い方であれば手取りもそれほど多くないでしょうし、大学の奨学金返済に追われている方もおられます。
そんな中でのこの金額はかなりきついです、、、
毎年試験落ちて毎年予備校に通っていた人も結構多くて、トータル200万円支払っているとか普通にいます。
それって金銭感覚麻痺してないですかね?麻痺してるよね?、、、って当時は気づかないものです。
そして30代・40代の方でもご家族の協力無しではかなり厳しい金額です。
 
独学であれば教材の代金だけでよいので、3万円くらいあれば事足ります。
私の場合は大学の先輩から教材もらったので教材代は0円でした。
ただし、家で勉強するのが嫌だったのでファミレスやカフェに入り浸っていたのでそれなりにお金使ってしまったかもしれません、、、
 
■効率の良いスケジュール管理が可能
自分でスケジュール管理ができます。
ここでいうスケジュールというのは学習のカリキュラムを自分で設定できるという意味です。
予備校であれば、今週はこの教科のこの部分という風に学習する部分が決まっています。
独学であれば、自分で好きなところを勉強できます。
もともと習得している部分を改めて授業を受けるのって無駄ですよね。
逆にやってほしい授業をやってほしいタイミングで受けられないのはモヤモヤしたりすると思います。
試験は基本的に記憶することと慣れることでほとんど攻略できます。
ぶっちゃけ参考書を読み込めば理解できますし、記憶できれば問題は解けます。
であれば、自分の好きなタイミングで不得意な部分を集中的に補っていくほうが効率よく勉強できます。
また参考書などをバーッと全部眺めて学習の全体ボリュームを初めにつかんでおけば、プランも立てやすいですよね。
 
■移動時間がない
これは割と盲点だと思うのですが、移動時間って意外に多くて無駄です。
例えば家から学校まで30分だったとしても、出かける準備やコンビニに寄り道したりと以外に時間ロスしていて、おそらく往復で3時間くらいロスしていると思います。
そのロス時間をなくすことができれば、
勉強の時間を増やすこともできるし
睡眠時間を増やすこともできるし
テレビを観る時間も増やせます。
私も休日は睡眠時間をしっかり確保して体力充電していました。
受験には体調管理も重要なので、時間に余裕ができれば無理をしないスケジュール管理もできてくると思います。
 
 

一級建築士試験に独学で挑む3つのデメリット

・教材選び
・スケジュール管理を維持するメンタルが必要
・わからない問題でつまずく
 
■教材不足
ここからは独学で挑む際のデメリットを記していきます。
まずは教材選びです。
独学で挑むには自分で教材を用意しなければいけません。
市販のものでよさそうなものを本屋とかインターネットで調べて購入することになると思うのですが、実際にその教材が自分にとって有益なものかどうかは学習を進めていかないとわかりません。
もしかしたら半年くらい学習を進めた段階でやっぱりこの教材いまいちだなーとか、試験終わったときに全然対策できてなかったじゃん!てなことになりかねません、、、
 
私のお勧め教材は大手予備校が発行してる教材です。
理由は「実績があるから」
一級建築士の合格者のほとんどが大手予備校へ通っています。(N学院・S資格が大半)
それだけの実績とノウハウがありますからもちろん教材もわかりやすくまとまっているように思います。
できれば予備校に通っていた方に教材を譲ってもらうのが手っ取り早いです。
 

 

 

■スケジュール管理を維持するメンタルが必要
独学で学習する場合、スケジュール管理と毎日勉強するモチベーションが必要です。
予備校では実績あるカリキュラムに則って授業が進められていき、授業の日は強制的に学習することになりますが、独学では自分で試験までの学習予定を立てて実行していく必要があります。
それなりに不安なので少しでも安心して学習したい人は予備校に行ったほうがいいと思います。
 
ただ個人的にはこのメンタルの部分に関して言えば、予備校に行こうが独学だろうが学習を続けていくメンタルは必要なので、さほどのデメリットではないと思っています。
予備校に行っていて合格した人のほとんどは授業以外でもかなり自習しています。
合格するために必要な学習時間は800時間必要と言われていますが、予備校に行っていたとしても大半は自習時間のはずです。
つまり、強制的に授業や宿題がありそのレールに乗って自習するか、自分で決めたスケジュールと学習内容で自習するかの違いくらいです。
みんな予備校に行ってるから行かないと受からないという固定概念的なものに縛られているだけです。
 
■わからない問題でつまずく
これはデメリットというより「不安」と表現したほうがいいかもしれません。
私の場合わからない問題にぶつかったら、何回も参考書を読み込んでヒントを探して解決しました。
しかし、それでもわからない問題は出てきます。
その時はプライドを捨てて会社の同僚に聞いたり、ネットで調べたりしていました。
結構それで解決していました。
もちろん予備校に通って講師に直接聞けばわかりやすく教えてもらえると思いますので、独学は時間と粘り強さが必要になります。
まあその分、理解度は深くなりますけど。
 
 

まとめ

 ここまで一級建築士試験に独学で挑むメリットとデメリットを記してきました。
この内容をどう捉えるかはそれぞれと思います。
私的にはモチベーションの維持に不安があるとか自分のスケジュール管理に不安があるというのであれば予備校に通えばよいと思います。
ただ、メンタルの問題を解決できれば独学でも十分学科試験の合格は可能だと思いますし、金銭的にもメリットは大きいです。
 
結局は私の成功体験を書いているだけなので、すべての人にとって当てはまる内容だったかわかりません。
結局は結果論なのです。
資格試験も結果が重要で、学習過程に価値があるとかいう人もいると思いますが、資格が欲しくて努力するのだから受からなければ意味がないと私は思っています。
だからこそ自分が合格まで頑張れるプロセスを自分で選んで進んでいくことが重要なのだと思います。
 
私の経験が少しでも誰かの役に立ちますように。