タピオカメモ

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【比較】資格を持つメリットとデメリット

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こんにちはタピオカです。
今回は、資格を取りたいと思っている、取らなければいけないという方へ向けて、資格を取るメリットデメリットを記してきたいと思います。
 
 
私自身、一級建築士をはじめいくつかの資格を持っています。
その経験を踏まえ、資格を持つ意義を私なりに書いていきたいと思います。
この記事を通じて今後資格を取る予定の方、すでに持っている方が資格について考えるきっかけになればと思います。
 
資格といっても色々な種類があってそれによっても存在意義みたいなものが違ってくるかと思います。
国家資格などの仕事に直結する資格、検定系の趣味寄りの資格などあるかと思いますが、この記事では主に仕事に直結するような資格について書いていきます。
 

資格を持つ3つのメリット

・社会的ステータス
・権限が得られる
・専門知識を習得できる
 
■社会的ステータス
資格の難易度が上がればそれだけネームバリューは増します。
誰もが憧れる高収入の職業につけるかもしれません。
その分社会からの信頼も得られるのではないでしょうか。
「私は弁護士です」とか言われるとすげーってなりますもんね。
資格を取ったら合コンなどで大いに自慢しましょう。
有名な資格であればあるほどモテるでしょう。
 
■権限が得られる
資格がないとできない作業や手続きができるようになります。
それが職業に関係していれば、資格のある人とない人では就職や転職が有利になるでしょうし。
会社内での出世にも影響することでしょう。
 
■専門知識を習得できる
これに関しては若干資格の有無の話とずれるかもしれませんが、資格があれば公に知識を認めてもらったということになります。
資格を取るためには相応の学習が必要になります。
そして公に認めてもらえるだけの知識を習得する必要があります。
十分専門的な知識を習得しているという基準になります。
 
 

資格を持つ3つのデメリット

・犯罪者になる可能性がある
・偏見が付きまとう
 
実はこの記事を書くにあたり一番伝えたかったことはこのデメリットに関してです。
メリットのことは、まあ当然だよねという内容なのですが、デメリットについては意外に考えてなかったりします。
 
ランニングコストがかかる
資格はイニシャルコスト(受験料や受験勉強)は当然必要なのですが、実はランニングコストもかかってきます。
資格にもよりますが数年に一度更新があると思います。
その際に講習を受けるのコストが必要です。
会社勤めで、その資格が会社で公に認められているものであれば受講料など出してもらえるとは思うのですが、フリーの方や会社が認めていない資格であればそうはいかないです。
更新が面倒でせっかくとった資格が失効していく方も結構います。
だったら最初から必要じゃなかったんじゃないかなと個人的には思ってしまいます。
 
■犯罪者になる可能性がある
資格があるということはその資格にも法律が設定されています。
その法律を守らなければ当然法律違反ということになってしまいます。
身近な話では、運転免許証も道路交通法を守らないと逮捕されますよね。
つまり資格を取った時点で自分が守らなければいけない法律が増えるということです。
 
私が建築を学んでいた学生の頃、「耐震強度偽装事件」というのがありました。
ある一級建築士建築基準法に背き逮捕された事件です。
建物の建設コストを抑えるために、構造計算書を偽装し建物に必要な強度を確保しなかったのです。
これは人命にかかわるかなり悪質な事例です。
その頃の私は一級建築士になることを目指す学生の一人でした。
資格を持つことは犯罪者にもなる可能性があるのだなと、このニュースで実感したのを覚えています。
 
■偏見が付きまとう
資格にはある程度イメージが定着しています。
頭がいい、お金持ち、おしゃれ、権力がある、、、それは資格によって様々です。
例えば私の場合一級建築士ですと言うとよく言われるのが、
頭いい、エリート、シュッとしている、家造ってほしい、丸い筒背負って仕事している、、、
これ全部当てはまりません。
実際は、頭いいのではなく試験に受かる根性があっただけだし、ただのサラリーマンなのでほかの職種より給料高いわけでもないし、太ってるやつもいてみんなシュッとしてるわけではないし、家設計したことないし、図面はほぼデータ管理しているので丸い筒にでかい図面入れて運ばないです。
定期的にドラマに出てくる建築士のイメージが強すぎます。

なので変にハードルが上がります

 
建設業の中では有名な格言みたいなのがあって、
一級建築士は足の裏についた米粒だ」
と言われています。
その心は、
「取らないと気持ち悪いけど、取っても食えない」
だそうです。うまい!
これはおそらく他の資格でも当てはまるものあるのではないでしょうか。
 
 

まとめ

結局のところ、どんな資格を持っていようがその資格を活かせないと意味はないし、資格がなくても自分のやり遂げたいことを実現している人もいます。
資格を取ることを人生の目的にするのではなく、人生の目的のために資格を取ることを考えてほしい。
とは言いつつ、資格取得やその過程で得られる知識は決して無駄なものではないです。
資格を持つことは十分誇れることだと思います。
気になった資格にじゃんじゃん挑んで新しい自分を発見するのもありかもね。
 
この記事が資格を取ることの意義を考えるきっかけになればいいな。
ちなみに私が一級建築士に独学で挑んだ経験を元にした記事も書いています。
良かったら読んでください。