タピオカメモ

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【実践】一級建築士の学科試験に独学で受かる方法(前編)

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こんにちはタピオカです。
前回の記事では一級建築士試験に独学で受かるかどうかについて書かせていただきました。

tapiokamemo.hatenablog.jp

 この記事では私が実践して実際、学科試験に合格した独学勉強法を書いていきます。

書いてみると結構長くなってしまったので前後編の編成とさせていただきました。
ただし私が受かったのは9年前になりますので、一部古い情報となるかもしれません。
独学を実践する本質は変わらないと思いますので細かいことは気にしないでください。
 
 

一級建築士合格2年前(受験初年度)

 ノー勉です。
出鼻をくじいちゃいましたね。
ごめんなさいとしか言いようがありません。
この時新入社員で会社に慣れることで精一杯でした。
ただ、試験だけはどんな感じか知りたくて受けには行きました。
会場の空気が肌にぶっ刺さるくらいのピリつき具合で、遠足気分で来たことを後悔、、、
みんな人生かけて受験しているのでそりゃそうだ。
試験結果は言うまでもなく不合格。ぶっちぎりの不合格です。
もはや問題の意味すら分からず鉛筆転がして終わりです。
 
 

一級建築士合格1年前

 大学の先輩が一級建築士試験に合格したということで「参考書と問題集いらない?」
と連絡をいただきましてありがたく頂戴しました。それが4月末です。
そして結局勉強始めたのがゴールデンウィークくらいからです。
試験が7月末なので3か月切っています。
正直この時点では、「今年は無理だな」とあきらめていたので
来年の試験のために勉強しようっと割り切っていました。
この年実践したことは2つです。
 
・参考書の内容を理解すること
・基礎問題を解くこと
 
以上です。
先輩がくれた参考書と問題集というのが某大手資格学校のものです。
私が入手したのはすでに1年前のものでしたが、1年で内容が大きく変わることはありません。
変わったとしても法規の内容が1か所か2か所変わるかどうかなので、去年の教材でも問題ありません。
某大手資格学校の教材は市販のものに比べわりと詳しく、そしてわかりやすくまとまっていると思います。
しかし入手できなければ市販のものでも対応できます。
なるべく詳しい内容が書かれているほうが良いと思います。
 
 
 ■参考書の内容を理解する
まず参考書をひたすら読み込みました。
通勤電車の中、ごはん屋さんの待ち時間、喫茶店・カフェなどで
そこそこ厚みのある参考書5教科分を人目も気にせず読んでました。
 
読み進める上でのポイントは
 
・全体のボリュームを把握すること
・記憶するのではなく理解すること
 
勉強しなければいけないボリュームを把握することで、自分が立ち向かう敵(一級建築士試験)がどういう敵かを理解してください。
敵がいかに強敵か理解できると思います。
そして記憶するのではなく理解すること。
全体のボリュームを把握した時点で敵の強さに絶望します。
なので記憶することはあきらめて理解することに徹してください。
記憶しようとするとどうしても時間が必要となるため、膨大な情報量を処理していくには非効率だと思います。
記憶していく作業はまた必要となってきますが、まずは内容を理解していないと記憶するにもしんどいです。
 
ちなみに私が5教科分の参考書を、理解しながら読み切るのに2か月かかりました。
わからないところは何度も参考書を戻って読んでいけばどこかにヒントがあるので、何回も戻って読んでいれば結果的に自分の理解度が低い部分は何度も読み込むことになります。
 
■基礎問題を解く
私の場合、上記のように試験まで3か月切った状態にもかかわらず参考書を2か月かけて読んでいたので、試験まで残り1か月切っていました。
この年は受からなくてもいいと思っていたのでその辺は気にしない。
とにかく時間がなかったので先輩にもらった参考書の中に、資格学校で初期に配られたであろう基礎問題のプリントがあったのでそれをやりました。
というかそれしかできませんでした、、、
ただし、基礎問題だけはそれなりに頭に入れておこうと思って結構ちゃんとやったと思います。
基礎問題に関しては市販の問題集で十分だと思います。むしろ市販の問題集は基礎問題くらいしか載っていないものも多いです。
というか私の場合時間がなかったのでこんなことしているだけで、時間がある人はこんなことしなくても分厚い問題集ガンガン進めていけばよいと思います。
 
 

試験結果

 不合格。
合格まで7、8点くらい足りなかったです。
逆に言えばあと8点あれば合格でした。
この時、すげー俺天才!とか思ったのですが実はそんなことは無くて、基礎的なことを理解していて少しの運があればこれくらいの点数は取れます。
 
 

なぜここまで健闘できたのか

 この試験は全問題の7割くらいの正解率でギリ合格します。
問題数が125問なので90点くらいが合格点になります。(相対評価なので毎年合格点は変動します)
そしてこの試験問題の約半分は基礎問題や過去問題とほぼ同じです。
さらにこの試験は4択のマークシート式なので鉛筆転がしても25%は正解します。
つまりは基礎問題を完璧に解いて残りを鉛筆転がせば約6割正解します。
この年の私の結果は運も付いて来てそういう状態だったのです。
 
じゃあ、あと正解率1割を上げれば合格だから来年は余裕だな、、、なんてことは、、、ありませんでした。
 
 

合格までの正解率1割を伸ばすことが本当の戦いです

 ここまで読んでくださってありがとうございます。
そしてだらだらと引っ張ってすみません。
本題は正直ここからです。
 
後編に続く、、、