タピオカメモ

タピオカ風呂沸いてます。

眠っている経験をアウトプットしてきます。

【実践】一級建築士の学科試験に独学で受かる方法(後編)

f:id:tapiokamx:20200724002451j:plain

 
こんにちはタピオカです。
前回の記事では私が合格した一級建築士試験の前年度までに実践した勉強法と分析を行いました。 

tapiokamemo.hatenablog.jp

 この記事では合格した年の私の勉強方法をご紹介したいと思います。

 
 

合格までの正解率1割を伸ばすことが本当の戦いです

 前回の記事はこんな風に締めました。
基礎問題+運で取れる点数ってそこそこ高いのですが、そこから合格までにはあと正解率を1割上げなければいけません。
合格してみて初めて気が付いたのですが、その合格までの1割が果てしなく遠かったです。
仕事柄受験される方は周りに大勢いるのですが、不合格になる方はあと10点前後足りないという方最も多いです。
そこで私の仮説ですが、みんな実は同じような点数で落ちているのではないかと、、、
そして合格者と不合格者の間には簡単に超えられそうで超えられない壁があるのでは、、、と。
なので合格した年は早めの準備を開始しました。
 
 

一級建築士合格の勉強法

 ■合格年度の試験までのスケジュール
12月(試験前年)  法令集の線引き
12月末~2月末 参考書の読み込み(前年の復習)
3月~ゴールデンウィーク 法規の問題集全問
ゴールデンウィーク~6月中旬 計画・環境設備・構造・施工の問題集全問
6月中旬か~7月初旬 すべての教科の問題集の間違えた問題をもう1、2回やる
7月初旬~試験 問題集の解説をひたすら読む
 
前年引き続き参考書の読み込みに2か月かかりました。
そして法規にかける時間がかなり多いです。
私的には一級建築士学科試験のカギを握るのがまさに法規だと思っています。
 
 
■カギは法規
 ・問題を解くのに慣れるまで時間がかかる
法令集を使いこなせるようになれば確実に満点とれる
 
とにかくめんどくさいです。
国語辞典みたいな分厚い法令集を試験時に持ち込んでもよいとはいえ、使いこなせないと意味がありません。
かといってすべて暗記することは不可能です。
なのでとにかく使うことに慣れる必要があります。
私の場合、最初1問解くのに30分くらいかかっていたような気がします。
どこを探しても法令集の中に条文が見つからずイライラしながら問題を地道に解いていました。
これに関しては時間はかかりますが地道に問題を解いていきながら慣れるしかありません。
 
ただし、慣れれば最強です。
なぜ最強かというと、問題の答えがすべて法令集の中にあるからです。
条文さえ見つけてしまえば満点とれます。
実際に私も満点とはいかなかったですが間違えたのは1問だけだったと思います。
 
法規の勉強は正直超絶めんどくさいですが、合格と不合格の差は間違いなくここなのかなと思います。
不合格者の話を聞くと30問中正解が20問くらいの人が多いです。
やっぱりめんどくさいことってみんなやりたくないから、やった人が頭ひとつ抜けるのでしょう。
私は総合資格発行の法令集を使っていました。
理由は本の形がめくりやすい+カバンに入れやすいからです。
A4サイズになっているのでその他の教科書や書類と一緒に入れてもぐちゃぐちゃにならないです。
法令集は毎年新しいのが出るのでなるべく最新のものを購入することをお勧めします。
 

 

 他の教科も気を抜かないでね

 法規はカギとはいえほかの教科もしっかり問題集解いて問題を解くことに慣れてください。
そして必死に記憶してください。
私の場合はわからなかった問題はすべてチェックし、もう1週問題集やりました。
さらにわからなかったものはもう1週。
参考書の読み込みで大体の内容は理解しているので、記憶しながら参考書と問題集を見比べて進んでください。
構造や環境の問題はわからないこともあると思いますが、何回も参考書に戻って記憶しながら問題を解いてください。
私の場合、計画は簡単だから大丈夫だろうと思ってそんなに勉強していなかったら結構やばかったです、、、
 
 

問題集の解説集は終盤最強の参考書となる

 参考書の大まかな内容がわかっていれば、問題集の解説集は最強にまとまった参考書でありメモです。
試験前の2週間くらいはずっと解説集を読み込んでいますした。
かなりおすすめです。
ただし、ある程度勉強ができていないと解説集すら理解できないので、最初から解説集で勉強するのはおすすめしません。
 
 

勉強時間について

 ここまで大まかな勉強内容を書きましたが、だらだらやってもこれだけの勉強をこなすことは困難だと思います。
私の場合は、移動中やごはん屋さんでの待ち時間なども常に参考書を読んでいました。
休みの日は朝から晩までファミレス・カフェ・図書館に引きこもって勉強していたので、休日は1日12時間学習。
平日は試験2か月前くらいから帰宅後にも勉強するようにしました。
帰宅後にお風呂とかご飯食べたりして、22時、23時から2時、3時くらいまで勉強して仕事行く生活でした。
一般的に合格までに800時間の学習が必要だと言われています。
確かにこの年の私はそのくらいの学習時間だったと思います。(カウントしていく余裕なんてないですが)
 
なかなか自分を追い込んでいくことは難しいですし、かといって身体を壊してもだめだし、その辺のコントロールは正直その人の性格にもよるのかと思います。
私はこの年にすべてをかける想いで挑んだので割と強いモチベーションを保っていたのですが、その分身体はしんどかったみたいで終盤はふらふらしてました。
ぶっ倒れなくてほんとによかったです。
 
結果論ですが、独学でやってよかったなと思います。
その辺についてはまた別の記事で、資格学校へ行くことと独学での学習の比較みたいなのをやりたいと思っています。 
 

まとめ

 前後編で一級建築士試験(学科試験)に独学で受かった方法を記してきましたが、これはあくまでも私が実践した方法です。
今後独学で学科試験に挑みたいという方が私の経験から何かしらのヒントを得て、良い方向に進んでいただければと願っています。
建設業の方はハートが強い方も多いと思いますが身体は正直なので、くれぐれもお身体だけは大切に。