タピオカメモ

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【実践】一級建築士製図試験 図面を早く描く5つのコツ

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こんにちはタピオカです。
この記事では一級建築士製図試験の作図作業にクローズアップして、いかに早く正確に図面を描いていくかのアイディアを私の実体験をもとに書いていきたいと思います。
図面の描き方は人それぞれ自分の手法みたいなものを持っているように思います。
ですので最終的には自分の手法を作り上げていただきたいなと思います。
 
 

図面を早く描く5つのコツ

1.道具を工夫する
2.消しゴムを使わない
3.すべての図面は同時に描く
4.手書き率を上げる
5.植栽を定規で描く
 

1.道具を工夫する

図面を描くうえで一番重要と言ってもよいのが道具です。
基本的には使い慣れたものが良いかと思います。
皆さん製図版、勾配定規、製図用シャーペン、消しゴム等揃えていることでしょう。
なので私からはちょっとした工夫でスピードアップできるアイテムを2つ紹介します。
 
1つ目はノック式消しゴムです。
私も製図試験の時はこのノック式消しゴム多用していました。(ほんとは多用するようではいけないですが)
このノック式消しゴムの何がいいかというと、それは「細かいところが消せる」です。
学校で教わるのは、「字消し版を当ててその上から消しゴムで消す」だったと思うのですが、正直めんどいです。
字消し版が製図版の磁石によってくっつき剥すのにイライラします。
ノック式消しゴムであればペンのように消せるし、消しゴムの角が平らになりにくいので細かいところをサクッと消せます。
筆箱にも入れやすいのでそのあたりもいい所。
 

2つ目は0.4㎜の製図用シャープペンシルです。
0.3㎜で中心線や家具を描いて0.5㎜で躯体を描いていくという人が多いのではないでしょうか。
細い線と太い線をメリハリつけて使い分けるときれいな図面になりますよね。
ただ、試験本番は丁寧に作図する時間をくれません。
そこで私は0.4㎜のシャープペンシル1本で描いていました。
使い方としては、弱めで描いたら0.3㎜になり、強めに描いたら0.5㎜になる。です。
ペンをいちいち持ち替えなくていいのでサクサク描けます。
あんまりやってる人いなかったですけどお勧めです。
 

 

2.消しゴムを使わない

消しゴムを使うということは線だけでなく時間も消えていきます
消しゴムを使った分だけ時間が無くなったと思ってください。
そんなこと言ったって消しゴム使うじゃんって感じですが、実際使います。
ただし使うタイミングを最小限にしてください。
なので、初めから消すとわかっている線は描かない描き方をしてください。
例えば、平面上にある開口部のところ。
私は製図の練習し始めたころは、開口部のある場所でもいったん壁の線をつなげて一直線に描いてから消しゴムで消していました。
それを、壁を描く前にあらかじめ開口部位置に印をつけてから、開口部に壁の線を描かないようにしたらかなり時短になりました。
下書き描きなさいみたいな指導もあるかもしれませんが、感覚をつかんできたらできるだけ無駄な線を描かないようにしてください。
 

3.すべての図面は同時に描く

人間は同じ作業を繰り返す方が効率がいいです。
なので、中心線を描くときはすべての階の中心線を、壁を描くときすべての図面の壁を、建具を描くときはすべての図面の建具を。
これに関しては当たり前の話ではあるのですが、集中していると変なところにこだわりだしていつの間にかひとつの図面ばかり描いていたなんて事があります。
無意識であるあるです。
 

4.手書き率を上げる

極論。手書き最強です。人類最速手法です。
とは言いつつなかなか難しいので、手書きでも問題ない所を自分なりに見つけてください。
私は建具などの開口部のや家具は手書きに徹していました。
半円とか描くテンプレートが嫌いだったのもありますが、、、
 

5.植栽を定規で描く

4番の項目で手書きで描け言っといて定規使えってどういうことやごるぁって思うかもしれませんが、植栽に関しては定規のほうが早いです。
どうやって書くかというと文章じゃ伝えられないのでイラストで。
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こんな感じです。
定規は動かさず直線の途中で寄り道して心電図みたいな感じでペン先をピッと上にあげながら進んでいけばよいです。
これで描くと早いだけでなく見栄えもよいです。
図面の中の植栽がきれいに描けているとなぜか図面全体が良く描けている様に見えます。
なぜそうなのかは説明できませんが、「やってる感」出したいときは植栽です。
これは試験以外の他の場面でも使えます。
 

まとめ

以上が図面を早く描く5つのコツでした。
結構普通なことを書ている、もしくはそんなことで時短になるのかよって思われたかもしれません。
しかし、製図試験の準備は3か月の短期決戦(初年度は)なので、これらのことに気付くのが試験直前なんてこともあります。
逆に言えば最初からこれらのコツに気が付いていたら上達は劇的に早いです。
私は試験直前まで時間通りに図面描けなかったので、こういう事を教えてくれる人がいればよかったのにと思っていました。
私が製図試験に挑んだ時のことも記事にしているので、そちらも参考にしていただければと思います。